音楽を始めたんだけど、どんな楽譜を買おうかな?
音楽を楽しむにあたり、必要になるのが楽譜ですよね。
楽器店には多くの楽譜が並びますが、どの楽譜に自分の好きな曲が入っているか探すのは大変なのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、電子楽譜tomplay。スイス発の電子楽譜サービスです。
初心者向けの楽譜も豊富で、様々な曲を楽しめますよ。
今回は、ピアノ・クラリネット・ヴァイオリンが趣味の筆者がtomplayについてご紹介します。
tomplayとは?
tomplayは、パソコン・スマホ・タブレットで使える電子楽譜サービスです。
紙の楽譜をモニターに表示するだけではなく、音楽にそって自動で楽譜がスクロールしたり、ピアノやオーケストラの伴奏つきで演奏できたりするのが大きな特徴。
伴奏つきの楽譜を選べば、オーケストラと一緒に演奏する楽しさを簡単に味わえますよ。
アメリカ・イギリス・ドイツを始めとする世界各国で利用されており、アメリカのディキッソン大学では音楽学部の学習にも使われているそうです。
対応する楽器は、なんと26種!登録されている楽譜は70,000 以上にものぼり、毎週200の新しい楽譜が追加されています。
日本ではまだマイナーですが、海外を中心に非常に勢いのあるサービスといえるでしょう。
tomplayが音楽初心者の楽譜におすすめな6つの理由
tomplayが音楽初心者の楽譜におすすめな理由は、以下の6つです。
- プロの伴奏付きで楽しく演奏できる
- 画面上に鍵盤が出る機能が便利
- 対応する楽器の種類が多い
- 楽譜めくりがいらない
- 苦手な部分は繰り返し練習ができる
- 楽譜に書き込める
- 印刷もできる
音楽初心者は、いかに楽しく練習できるかが重要です。いっしょに見ていきましょう。
プロの伴奏付きで楽しく演奏できる
憧れの曲があって音楽を始めても、最初は簡単な曲からスタートしますよね。
こんな簡単な曲、弾いてもつまらない・・・
こんな方も珍しくありません。
そこでtomplayの伴奏機能を使えば、簡単な曲がランクアップ!伴奏がつくことで非常に豪華になり、聴き映えするようになります。
伴奏付きで練習すると、楽しく演奏できるだけでなく、ほかの音を聞く耳や能力も育ちます。誰かと合わせて演奏する際、非常に役立ちますよ。
筆者の長女が幼稚園の頃通っていたヤマハ音楽教室でも、伴奏のCDに合わせて練習するよう指示があり、2年間でかなり上達したものです。
ぜひ、伴奏付きの楽譜を積極的に利用してみてくださいね。
画面上に鍵盤が出る機能が便利
tomplayの「ビジュアル・インストルメント機能」を利用すれば、楽譜の下に楽器が表示され、どの音を演奏したらよいかを見ることができます。
楽譜を見てもどの鍵盤を押したらいいか迷ってしまう方は、ぜひ利用してみてくださいね。
指番号の記載もあるので、とても便利ですよ。
ビジュアル・インストルメント機能は、以下の楽器に対応しています。
- ピアノ
- ドラム
- サックス
- フルート
- クラリネット
- トランペット
- ギター
- ヴァイオリン
公式サイトによると、他の楽器にも拡大する予定とのことです。対応外の楽器を練習したい方も、楽しみにお待ちくださいね!
対応する楽器の種類が多い
tomplayは対応する楽器の種類も豊富です。電子楽譜サービスの楽譜はピアノのみの対応が多い中、tomplayは以下の楽器に対応しています。
- ピアノ
- ヴァイオリン
- サックス
- フルート
- クラリネット
- ギター
- ベースギター
- ドラム
- チェロ
- トランペット
- トロンボーン
- フレンチホルン など全21種
ピアノ以外の楽器でも豊富な楽譜を利用でき、B♭やAなどの種類がある楽器は、楽器の種類も選択可能。クラシックから映画音楽、ポップ/ロックまでさまざまな曲を楽しめますよ。
楽譜めくりがいらない
初心者にとって楽譜めくりは鬼門ですよね。
音楽のペースに乗って楽譜をめくるのは難しく、筆者も得意ではありません。
tomplayの楽譜は、音楽とともに画面上で自動スクロールします。ページの切れ目で音楽が途切れることがなく、ノーストレスで練習できます。
演奏で両手がふさがるヴァイオリンなどでも、重宝する機能です。
繰り返し練習ができる
練習する中で、どうしても難しい箇所はつきもの。tomplayなら、特定の箇所を選択して繰り返し練習することもできます。
伴奏の速さも調節できるので、ゆっくりから徐々にテンポを上げるのもラクラク。
CDに合わせて練習するより、はるかに効率よい練習が可能です。
また、アプリにはメトロノームとチューナーの機能が内蔵されています。テンポや音程を意識して練習したい時は、とても便利ですよ。
楽譜に書き込める
tomplayなら、アプリ上で簡単に指番号や強弱記号を書き込めます。追加したい記号をタップして楽譜上に移動させるだけなので、操作も直感的でラクラク。
書き込みを消すのも簡単なので、自分なりの楽譜を作れます。
印刷もできる
オフラインで楽譜を使いたい人は、印刷して使うこともできます。書き込みをした楽譜、書き込みをしていないそのままの楽譜のどちらも印刷して利用できますよ。
画面の小さなスマートフォンでアプリを使う人は、重宝することでしょう。
tomplayのデメリットは?
tomplayが良いものなのは分かったけれど、デメリットは無いのかしら?
tomplayは便利なサービスですが、もちろんデメリットもあります。
順番に説明します。
海外サービスなのでサポートが使いにくい
tomplayは日本語対応していますが、もともとは海外・スイスの会社によるサービスです。
日本支社がないため、日本語での口頭サポートを受けられません。
トラブルや不明点がある場合は、コンタクトフォームから連絡しましょう。
楽譜にドレミ記載はない
tomplay楽譜は、ドレミなどの階名は書かれていません。
そのため、まったく楽譜の読めない初心者にはやや不向きと言えます。
楽譜の読み方の基本は理解した状態で利用するのがおすすめです。
日本の曲はやや少ない
tomplayは70,000曲以上の豊富な曲を練習できますが、やはり海外製のサービス。日本のポップスやアニメソングもありますが、曲数は少なめです。
最新のJ-popはほぼ入っていないといえるでしょう。
とはいえ、以下のような日本の曲を演奏できるのは非常に魅力的。
- ジブリ音楽(トトロ・ラピュタ・千と千尋の神隠しなど)
- ゲーム音楽(テトリス・スーパーマリオ・ゼルダの伝説など)
- アニメ音楽(鬼滅の刃・ワンピース・鋼の錬金術師など)
楽譜を検索する際「日本」のタグで検索すると、どのような日本の曲が利用できるかを確認できます。
日本製楽曲ではないため上のリストからは外しましたが、ディズニー音楽は豊富なラインナップを撮りそろています。
「海外を含めたさまざな曲に触れられる」と考えてみるのはいかがでしょうか。
tomplayの料金
年間プレミアム・サブスクリプション (1年契約) | 月間プレミアム・サブスクリプション (1か月契約) | 単品購入 |
16,200円/年 (1か月あたり1,350円) | 2,022円/月 (1年契約すると24,264円/年) | 240円ほど~ (曲によって異なる) |
tomplayの料金を、上の表にまとめました。
tomplayの楽譜は、1曲ずつの購入か、1か月または1年のサブスクリション購入で利用できます。
1曲ずつ購入する場合の価格は、240円~1,000円ほどと、曲によってさまざまです。
また、tomplayをお得に利用するなら、年間契約がおすすめ。33%引きになり、1か月あたり1,350円で利用できます。
1年契約は14日の無料トライアルを利用でき、14日以内に解約すれば料金はかかりません。
ぜひ、まずは14日の無料トライアルを試してみてくださいね。
tomplay以外にも!おすすめ電子楽譜サービスを紹介
便利さが知られるようになり、現在はtomplay以外にもさまざまな電子楽譜サービスが登場しています。
ここからは、tomplay以外の以下の電子楽譜サービスを紹介します。
- Canon
- Piascore
- ぷりんと楽譜
順番に見ていきましょう。
Canon|ポップスが豊富
Canonは、新しいピアノ楽譜を毎日配信しているサービスです。対応する楽器は基本的にはピアノで、ヴァイオリン・チェロなどとのアンサンブル楽譜も少しですが配信しています。
Canonは、最新のポップスの対応が早いのがうれしいポイントです。
購入した楽譜を印刷して使うだけでなく、tomplayのようにアプリ上で利用することも可能。
アプリにはオートスクロール・書き込み・移調機能などがあり、使い勝手はバツグンです。
Piascore|ギターやバンド楽譜も豊富
Piascoreは、ピアノだけでなくギターやドラム、バンドなどのさまざまな電子楽譜を1曲から購入できるサービスです。
自動譜面送り機能のある電子楽譜ビューアアプリ(iPad/iPhoneのみに対応)もあり、世界で5,000,000人のミュージシャンが使っているそうですよ。
欲しい曲が無い時はリクエスト可能。これからのさらなる曲数の充実が楽しみなアプリです。
ぷりんと楽譜|曲数が多くて楽しい
ぷりんと楽譜は、配信曲数29万点以上を誇る国内最大級の楽譜配信サイトです。クラシックからポップス、童謡までさまざまな曲を1曲単位で購入できます。
さまざまな楽器を作っているヤマハによるサービスなので、ピアノだけでなくエレクトーン、管楽器などにも対応。
基本的には楽譜を印刷して使うのが前提なので、電子楽譜ビューアアプリの機能はやや控え目。
1曲から楽譜を印刷して利用したい人におすすめのサービスです。
tomplayで楽しい音楽ライフを送ろう
tomplayは楽器初心者におすすめの電子楽譜サービスです。
豊富な機能を生かして、ぜひ楽しい音を奏でてくださいね。