小さいうちから音楽に親しみ、楽器を演奏することは子どもの成長にたくさんのメリットがあることを知っていますか?
「楽器を演奏してみたい」「楽器は決して安いものではないので慎重に選びたい」「どんな楽器が合うのかわからない」はじめての楽器選びは慎重になってしまいますよね。
この記事では楽器を演奏するメリットや、はじめての楽器選びのコツと子どもでも扱いやすいおすすめの楽器5つを紹介しています。楽器選びで悩んでいる方はぜひ最後までお読みくださいね。
子供の可能性を広げる音楽の世界への一歩を踏み出しましょう。
楽器演奏のメリット
楽譜を見ながら、右手と左手を動かすので脳にもいい影響があります。
練習を重ねることで忍耐力がつき、努力し目標を達成することで集中力や主体性がつきます。
集中力や忍耐力は大きくなってからの勉強にとても役に立つのです。
先生やお友達と一緒に演奏することで協調性が生まれます。
リズム感や音感がつくことで音楽がより身近になり、大きくなってからの趣味の幅が広がります。
デメリットは楽器の購入費用がかかることくらいです。
楽器を演奏することで脳への良い影響や、忍耐力、集中力、協調性、リズム感、音感が身につくというメリットがたくさんあります。
次は子どもが演奏しやすいか?持ちやすい大きさか?価格などを中心に楽器の選び方のポイントを説明します。
楽器の選び方について
どんな楽器があるのか?大きさや扱いやすさ、価格などチェックしておきたいポイントを7つ説明します。
子どもでも音が出しやすく、扱いやすい楽器は?
管楽器や弦楽器はチューニングが必要です。チューニングとは楽器の音を正しい音に合わせることです。
ギター、ウクレレ、フルートは演奏をはじめる前に必ずチューニングが必要ですが、音を合わせることはそこまで難しくありません。
ウクレレ、フルートなどは子どもが扱える大きさで、ギターは子どもが扱うには少し大きめの楽器です。
ピアノは調律が必要ですが、定期的に調律してあれば正しい音を出せるので小さな子供でも簡単に楽しめます。
キーボードやオルガンは電子楽器ですので調律は必要ありません。
打楽器も叩くと音が出るので子どもでもはじめやすい楽器ですが、ドラムセットは置く場所と音量、振動に配慮が必要です。
壁にぶつかったときに習える教室があるか探してみる
教本などが出ている楽器は、比較的はじめやすいからです。
ピアノやウクレレ、ギター、フルートはお手本や伴奏のCD付きのよい教本もたくさん出ています。教本が出ているということは本でもある程度は学べるということです。
教本を見ても演奏が難しかったり、壁にぶつかってしまったときに習える楽器だと長続きします。
お住いの通える範囲での音楽教室をリサーチしてから楽器を決めることで対応が可能です。
お父さんやお母さんが弾ける楽器だと子どももなじみやすく、教えたり一緒に演奏できます。
楽器の置く場所や環境で決める
楽器の大きさは適切か?音の大きさは適切か?考える必要があります。
ピアノやドラムセットはとても場所を取りますし、動かせないのでその場所に行って練習することが必要です。練習しやすい場所にないとなかなか練習しないなどの問題につながります。
持ち運べる楽器は思い立ったらすぐに練習を開始できるので、上達が早いのです。
大きな楽器は大きな音が出る場合もあり、集合住宅などでは防音の配慮が必要です。
ピアノならば消音ピアノやキーボードや、ドラムならば電子ドラム、ギターならばエレキギターを使うなどで対応できます。
予算を決める
楽器は安いものではないので予算を決めておくことが大切です。とは言え、楽器店へ行けばたくさんの価格帯の楽器があってびっくりすることでしょう。
有名な楽器メーカーからはエントリーモデル(初心者用モデル)が出ているのでまずはエントリーモデル前後の楽器を選ぶとよいでしょう。
ピアノやドラムセットなどもともと高額なものはレンタルで利用することもできるので合わせて検討してみてください。
所属する団体や講師、先生に相談する
講師や先生に相談することでよりぴったりな楽器を選んでもらえます。
地域によって幼稚園や小学校では鼓笛隊や金管バンド、吹奏楽などの団体があり子どもでも楽器を演奏する機会に恵まれます。
所属している団体から貸してもらえたり、先生の知り合いの楽器店から中古の楽器を紹介してもらえることもあります。
試奏して弾きやすさと音を確かめてみる
頭の中で思い描くよりも実際に演奏してみることで発見があります。
思っていたよりも重かったり、演奏しづらかったということもあるので、楽器店や体験教室への参加や、単発でのワークショップなどを探してみるのもよいです。
自分で試奏できない場合は楽器屋さんなどに演奏してもらって音色を確認しましょう。
デザインや見た目が気に入ったものを選んでみる
ここまで入念に下調べをして「見た目で決める」なんて一見ふざけていますが、下調べをしたからこそ最後は見た目やフィーリングで決めることも大切です。
どうしても迷ってしまったときは「かっこいい」「かわいい」で決めることで、楽器に愛着がわき大切に使います。
楽器の大きさや、扱いやすさから考える選び方を紹介しました。次ではおすすめの5つの楽器を紹介します。
子どもでも扱いやすいおすすめ楽器5選
ピアノ
ピアノはだれが弾いてもいつも正しい音程が出るのではじめての楽器にぴったりです。
習い事としても大人気で、希望に合った教室を見つけることが比較的容易です。
家に置くことを考えるとかなり場所をとってしまうため、購入には検討が必要です。
楽器自体の費用はかかりますが、はじめはキーボードで様子を見たりレンタルすることではじめやすくなります。
ウクレレ
ウクレレは、子どもの手でも持ちやすい大きさと重さです。
楽器自体の費用もほかの楽器と比べると安めなので気軽に購入できます。
ウクレレ教室は増えてきたものの、子ども対象の講座は少ない印象です。
ギター
少し大きな小学生の子どもならギターも弾けるようになってきます。
お父さんやお母さんが弾いていたり、テレビで流れる音楽などにもよく使われているのでなじみのある音色ではないでしょうか?
アコースティックギター、エレキギターとありますが、まずは電源のいらないアコースティックギターがおすすめです。
手が小さな子ども向けのミニギターの種類もたくさんあるのではじめやすいでしょう。
ドラムなどの打楽器
「ドラムは難しそう」と思われる方も多いでしょうが、実は打てば簡単に音が鳴るので子どもに人気の楽器です。
腕も足も使って演奏しているので実はとても体力を使い、運動神経もよくなるんです。
子ども向けのドラムや打楽器教室も増えてきています。
箱のようなものに座って叩くとドラムのような音がでるカホンや、鉄琴、木琴もおすすめです。
フルート・ピッコロ
管楽器ならフルートとピッコロがおすすめです。音を出すのに少しコツがいりますがとてもきれいな音色が特徴です。
主旋律(メロディー)を吹くことが多いので分かりやすく、肺活量も増えます。
ピッコロはフルートより少し小さめで子どもの手になじみやすく持ちやすいです。
どちらも置き場所を選ばないのでどこでも練習ができます。
子ども向けU字になっているものや、プラスチック製もあります。
まとめ
楽器は高価なものですが、子どもの五感を刺激し成長につながるメリットがたくさんあります。
今回ははじめての楽器選びのコツと子どもでも楽しめて扱いやすい楽器5つを紹介しました。
置き場所や価格なども考えて子どもにぴったりのはじめての楽器を選んでくださいね。