「レッスンに通っているけどなかなか上手にならない」「家での練習を嫌がる」そんなお悩みはないでしょうか?
どんなによい先生についてレッスンしてもらっても、自宅で練習しないとなかなか上達しません。
今回は
- 貴重なレッスンを無駄にしない自宅での練習方法10選
色々なアプローチから楽しく、効率的にできる練習方法を紹介します。
教室に通いはじめた方から、最近行き詰っていると感じている方まで必見です。
ぜひ最後までお読みくださいね。
貴重なレッスンを無駄にしない自宅での練習方法10選
楽器を上手に演奏するためには、質のよいレッスンも大切ですが日々の練習も大切です。
できれば毎日きちんと練習することが望ましいのですが、なかなかできないことも多いのが現実です。
弾けない→練習したくない→練習せずにレッスン→弾けない…という無限ループに陥ってしまうとモチベーションも下がってしまいます。
特に子どもの練習はモチベーションを保つのがとても難しいでので、楽しく!効率的にできる方法10選を紹介します。
まずは音楽を好きになること
音楽を好きになれば練習が楽しくなる?
好きこそものの上手なれとよく言いますから、嫌いよりは好きな方が練習は楽しいはずです。
それができたら苦労しないのですが
- 音楽を聴く時間を作る
- 家族で音楽の話をする
音楽に親しみやすい環境を作るとよいでしょう。
練習はクラシックの曲が多いですが、クラシックは退屈と感じる子どももいます。
童謡や映画のサウンドトラック、パパやママの好きな音楽で大丈夫です。
暮らしの中に音楽があると自然にクラシックにも耳を傾けられるようになります。
映画のサウンドトラックならば、ディズニーやスタジオジブリの曲は練習曲や発表会の曲に使われていることがありなじみやすいのです。
パパやママの好きな曲も、習っている楽器が出てくる曲ならば聴いているうちに「上手になって弾いてみたいな」などと思えますね。
好きなゲームやアニメの音楽も聴きやすいのでおすすめです。
深掘りして聞いてみると今までとは違う音や響きに気づくこともあります。
ぜひ、色々な音楽や音色を楽しんでみてくださいね。
毎日のルーティンワークにしてみる
毎日のルーティンワークにするといってもなかなか難しいのが現実です。
- はじめは短い時間で試してみる
- ごはんや歯磨きと同じように時間で毎日のルーティンワークにしてみる
- 消音機能付きの楽器ならば朝練習してみる
毎日同じ時間に練習するようにしてみてください。
はじめはちょっと気分がのらない日もあるかもしれません。
毎日続けることで、上手に弾けるようになりますので練習が楽しくなります。
慣れてくると「あ、練習しなきゃ!」や「練習したいな」と思える日も増えてきます。
時間を分わけて練習する
長い時間の練習に飽きてしまって困っているけど良い方法は?
1日にまとめて30分練習するよりも30分をわけて15分を2回にしたほうが効率的です。
子供の集中力は幼児で5〜10分位、小学低学年で10分〜20分、高学年で30分が限度と言われています。
幼児が30分間ピアノの前で練習していたら20分は集中できていないということになります。これはもったいないですね。
時間の分け方はライフスタイルに合わせて考えるとよいですが、参考例をあげると
- 朝15分と帰宅してから15分
- 帰宅してから15分と寝る前の15分
- お休みの日などは朝10分、昼10分、夕方10分
- おやつの前に15分おやつの後に15分
細切れに練習したほうが集中力が持続するので同じ時間の練習でもより上達します。
練習が楽しくなってくると小さい子でも30分間通して練習ができるようになります。
動画や音源を聴く
練習をしたくなかったり、気が進まないのは音符が読めなかったりどんな曲なのかわからなくなってしまっている可能性があります。
レッスン中は楽しくできていたのに家では急にできなくなって悲しいのかも?
レッスン中は楽譜が読めていなくても先生が一緒に弾いてくれたり、楽譜の音を教えてくれているから楽しくできているのです。
習い事として人気の高いピアノなどはネットで動画や音源が出ていることがあるので聴いて思い出してください。
動画や音源は上手な人が弾いていることが多いので曲を思い出すだけでなく、弾き方や表現も学べます。
お手本音源が載っている教本を使っている教室や、先生の演奏動画やおすすめ動画を教えてくれる教室も増えています。
想像する
曲がどんな情景や気持ちなのかを想像してみます。
例えばきらきら星だと空に光る星の曲なので
- キラキラした音で弾いてみよう
- たくさんの星があるのかな?
- 1つだけキラキラ光る星なのかな?
- どんな風に弾いたらキラキラな音が出るかな?
短い曲でもいろいろと想像してから演奏すると違ったタッチや音色を出せます。
曲の説明は楽譜に書いてあったり、レッスン中に先生が教えてくれることもありますが、家に帰ってくると忘れてしまっている場合があります。
練習前にぜひもう一度確認してみてくださいね。
切り取る
通してまちがえずに弾くことも大切ですが、どうしても弾けないところは小節ごとに取り出して練習してみます。
つっかかりがあるところは、間違えて覚えてしまっている可能性があるからです。
その部分を指番号などにも注意してゆっくり大きな音で弾いたり、早く弾いたり何度も弾きます。
できるようになったらまた通して弾いてみます。
間違えながら通して何度も弾いていると、間違いも流れとして一緒に覚えてしまうことがあります。
切り取って練習することで間違いを覚えてしまう前に正しく弾けるようになります。
たくさんほめる
子どもを寝かしつけたらスィーツを食べようとか、大きな仕事が終わったら飲みに行こうなど大人もプチご褒美を楽しむことはありますよね?
大人も子どももほめられると嬉しいものです。
大げさなくらいほめる
- おやつの前に練習する
- 1回練習したら楽譜にシールをはる
- 練習する姿をほめる
- 丁寧に弾けたらほめる
毎回ご褒美となると大変ですが、毎回ほめることはできるはずです。
高学年になるまでは練習を見てあげる
一緒に弾く?わからないところを教えてあげる?
教えなくても大丈夫です。練習している姿を見てあげてください。
どうしても手が離せない場合は音を聴いてあげるだけでもモチベーションが上がります。
- 発表会風にしてみる
- 動画を撮って一緒に見る
練習を盛り上げてみてもいいですが、はずかしがる子もいるので、子どもの性格によってはそっと見守るだけでもいいでしょう。
「練習しなさい!」ではなく「練習しなくて平気?」など言い方を変えてみるのも効果的です。
子どもの気持ちを大切にする
今は練習よりもやりたいことがあるのかもしれませんし、何かほかに理由があるのかもしれません。
- 練習よりも遊びたい
- 眠い、疲れている
- 部屋が寒い、暑い
- 忙しすぎる
- お腹がすいている
理由はたくさんありますが、一度受け止めてから解決策を考えます。
遊びたい、眠いなどの理由ならば解決できますね。
長い目でみて上手になればよいので、思い切って練習しない日を作ることも大切です。
やりたくないときは強制せずに、気分転換をしましょう。
先生に相談してみる
何につまづいているかを先生に素直に話してみることで練習の改善点が見つかります。
気持ちを分かってもらえることでまたやる気になるかもしれませんし、たくさんの生徒を見ている先生ならば色々な対応を考えてくれます。
- 上手くならないからつまらない
- 曲が長すぎて飽きている
- 今練習している曲が好きではない
練習曲は段階を追ってできるようになるために構成されていますので、つまらない曲も多いのは確かです。
先生に相談すると練習曲ではない少し面白そうな曲を取り入れてくれたり、家での練習の仕方のフォローをしてくれます。
まとめ
今回の記事は
- 貴重なレッスンを無駄にしない自宅での練習方法10選
色々なアプローチから楽しく、効率的にできる練習方法を紹介しました。
音楽を楽しくすることや、ちょっと切り込んだ練習方法まできっとぴったり合った練習方法が見つかると思います。
取り入れやすそうなものから試して、充実した練習時間をお過ごしくださいね。