「音楽は子どもの成長に影響がある」「音楽は子どもとってよい」などよく耳にしますが、どんな影響があるのでしょう?音楽の何がよいのでしょう?気になっている方は必見です。
この記事では
- 音楽が子どもの成長にとってよい影響10選
- 音楽が楽しくなるための生活でのコツ
についてお伝えします。
音楽が子どもにとって良い影響と生活に楽しく取り入れるコツを知れば、きっとすぐに取り入れたくなるはずです。ぜひ最後までお読みくださいね。
音楽が子どもの成長によい影響10選
音楽が子どもの成長によさそうな気はするけれど、どんな影響があるのでしょう?
音楽を聴いたり演奏することで、脳に良い影響があり、集中力や運動能力が上がります。
ほかにもよいことはたくさんありますが、今回は10のよい影響について紹介します。
大きくなってからの部活や進学の役に立つこと間違いなしです。
脳に良い影響がある
音楽を聴いたり、演奏することで五感を刺激し脳によい影響があります。
特に楽器を演奏するときには、楽譜を見ながら両手を動かし音を聴くという作業を同時に行います。
たいてい楽譜は演奏している少し先を見ているので、それだけでも高度な技を習得していると言えます。
一度にたくさんの仕事を考えながらこなすのと同じことですね。
大人の脳トレとしても楽器演奏をおすすめするくらいですから、子どもの脳にとっても良い影響があるのがわかります。
聴く力がつき言語能力が発達させる
胎教にはモーツアルトがいいとよく聞きますよね?
聴覚は早くから発達している器官です。
産まれたばかりの赤ちゃんの視力はほとんどありませんが、産まれる前から耳が聞こえるといわれているからです。
成長とともにママやパパや家族の声の聞き分けができるようになったりするのも、脳が聴覚の成長とともに発達しているからです。
音が鳴っているほうを向いたり、音のするおもちゃを好むのも納得です。
音楽を聴き、歌ったり表現することで聞く力が発達し、楽器や言葉の聞き分ける力がつき言語能力にもいい影響があります。
音楽の中にはリズムや、高低、強弱、音の種類、音色の違いがあり、それぞれを聴き分けることによって言語に対しての理解も一層増します。
手先が器用になる
楽器を演奏することで手先が器用になります。
どの楽器も演奏するのには手や指を使うからです。
例えばピアノならば、右の指はメロディーを弾き左の指では伴奏を弾くと別の動きをします。
ドラムや打楽器などもスティックやマレット(叩いて演奏する棒)を使い音を出すときに微妙な握り具合で音色を変えたりします。
はじめはできなくても練習を重ねることで手先は器用になります。
集中力が上がる
アスリートがここぞという本番前に音楽を聴いている姿を見たことはありませんか?
本番前に集中力を上げるために聞いているアスリートも少なくありません。
音楽をかけながら家事をするとはかどるという方もいるのではないでしょうか?
音楽は聴くだけでも集中力を上げる効果があります。
楽器を練習するときは一度にたくさんの仕事をこなしているわけですから、集中力が上がります。
発表会に出るような年齢になると、楽譜を覚えて演奏しなければならない場面に遭遇します。
練習も大変ですが、楽譜を覚える集中力も必要となります。
リズム感が上がる
音楽を聴いて身体が動いたり、リズムをとったりしていまいませんか?
子どもも同じで、ご機嫌になったりなんとなく身体が動いたりします。
何度も好きな音楽を聴くことでリズム感が上がるのです。
楽器を演奏することによってより楽譜などを深く理解し、リズム感が上がります。
運動能力が上がる
楽器は座って演奏するもの。身体を使うの?
実は楽器を演奏することは全身運動なので運動能力が上がります。
難易度の高いピアノ曲は両手と両足のペダルを使い演奏します。
バイオリンや管楽器なども身体全体で演奏するので体力もバランス力もつきます。
ドラムは座って演奏しますが両手、両足をフルに使っているのです。
どの楽器も、表現するには全身を使いますので運動能力と体力が上がります。
達成感を得られる
小さな達成感でもたくさん集まれば大きな達成感になります。
うまく歌えるようになったり、うまく弾けるようになると「できた」という喜びから達成感を得られます。
1曲を通して弾けるようになると達成感を得られます。
小さな子どもはきれいな一音を出せただけでも達成感を得られるものです。
とても小さな達成感でも積み重ねると大きな達成感につながり、たくさんほめることで自己肯定感が高まります。
ストレス解消になる
疲れた時やよく眠りたいときにリラクゼーション効果のある音楽をかけることはありませんか?
医療などでも音楽療法が使われるように、音楽を聴くとストレスが軽減されるのは子どもも同じです。
ピアノをぶっきらぼうに弾くことでストレスを解消させる子もいますし、ありえないくらいのスピードで打楽器を叩いて心が軽くなる子もいます。
ストレス解消法はさまざまですが、音楽を使ってストレスを軽減することで精神を安定させます。
感受性が豊かになる
映画やドラマなどのシーンに使われている音楽で感動したり怖さが倍増したりした経験はありませんか?
子どものうちから音楽に触れることで、感受性や想像力が豊かになります。
感受性や想像力が豊かになると、お友達の気持ちに気づけるようになったり優しい気持ちになります。
お友達に対しての気持ちや行動は大きくなってからの人間性を高めます。
生活習慣やマナーが身につく
お着替えの歌や歯磨きの歌など音楽を使って楽しく生活習慣を子どもに教えた経験はありませんか?
子守歌やお片付けの歌など生活にかかわる歌はたくさんあります。
音楽を使って楽しく生活習慣を整えることもできるのです。
子どものうちから音楽教室に通うことで公共の場でのマナーが身につきます。
日々のレッスンで先生と接することで、親以外への大人に対する対応を学べます。
発表会の時には演奏する姿勢やお辞儀の仕方を学びます。
いつでも会場を出られるわけではありませんので、お友達や上手な先輩方の演奏を静かに聞くことが必要です。
合奏などをするときには相手の音を聞き、合わせることが必要です。
はじめは難しいこともありますが、だんだんと自分を律する子になります。
音楽が楽しくなるための生活でのコツたった2つ
音楽は子どもの成長にとってたくさんの良い影響があります。
この機会に音楽の好きな子どもになってもらいたいですね。
音楽を楽しく生活に取り入れるためのコツはたったの2つだけです。
子どもの成長に合わせる
子どもが音楽を楽しいと思えるためには成長に合わせて音楽を取り入れることが必要です。
ねんねの頃の赤ちゃんに楽器を習わせても意味がありません。
年齢や月齢に応じた音楽との関わり方をおすすめします。
赤ちゃんの時期はたくさんの音楽にふれさせてあげるとよいです。
楽器遊びができるようになったら、一緒に楽しむのもいいですね。
音楽に合わせての手遊びや体を動かすことが子どもは大好きです。
もっと興味がわいてきたらリトミック教室や楽器を習うこともおすすめです。
生活の中に楽しく音楽を取り入れる
思春期に好きなアーティストができたり、映画の音楽で感動したりという経験はありませんか?
テレビやラジオ、街を歩いていてもBGMがかかっていたりと、音楽は身の回りにたくさんあるのでまずは耳を傾けてみることが大切です。
パパやママが楽器を演奏できるのならば、小さいうちから聴かせてあげるとよいでしょう。
一緒に童謡を歌ったり音楽を聴くことも楽しいですし、音楽に合わせて歩いたりジャンプするなどの動作を入れる遊びもおすすめです。
朝起きたらラジオを流す、食事の時はテレビを消して音楽をかけるなど音楽がかかってる時間が増やしてみることもよいと思います。
歯磨きの歌を歌いながら歯磨きをするなど楽しく生活に取り入れられるものから始めてみてください。
無理強いすると嫌いになってしまう可能性もあるので自然に取り入れることが大切です。
まとめ
今回は
- 音楽が子どもの成長にとってよい影響10選
- 音楽が楽しくなるための生活でのコツ
についてお伝えしました。
子どもの成長にとって音楽はとてもいい影響を与えてくれます。
生活に取り入れるコツも紹介しましたので、上手に生活に取り入れて豊かな音楽ライフにお役立てくださいね。